第1章 謀 計 発 覚


 第20号  1991年1月20日

日蓮正宗自由通信同盟

藤原行正は息子を創価学会会長にしたいばかりに
暴力団幹部に池田名誉会長の殺しを依頼した

 池田名誉会長を倒し、自分の息子を創価学会会長に据える――、こんな野心を持った男・藤原行正がたくらんだウルトラCは、池田名誉会長の殺害を暴力団に依頼することだった。
 藤原行正は、昭和六十三年九月十八日午後二時五十分、新宿区のヒルトンホテルで暴力団幹部のMに会った。九月二日に大橋が国会に「質問主意書」を出した後で、藤原、大橋が脚光を浴びていた頃のことだ。
 以下の会話記録は、殺人依頼の契約が頓挫したことから白日の下にさらされた。以下はその一部抜粋である。
 藤原 Mさんの方で、池田を処分してくれませんか。
   処分というのは、殺すということですか?
 藤原 そうです。
   いやあ、驚きましたね。信仰の世界にいる人が……。よほど、腹をくくったんですね。
 藤原 そうです。私の手の者でも行くという人間はいるのですが、なかなか……。
   それはそうでしょう。カタギの人がそんな事は簡単にできる訳はないですよ。(略)
 藤原 池田氏がそういった形で死んだ場合は、金はお借りする必要はありません。ただ、どんな事があっても疑いがこちらに来ては困るのです。
   そんな事は私に言う必要はありません。(略)それと藤原さんの方で池田氏の情報を入手して頂けますか? いつ、どこでやるか。どういう方法を取るにしても、一番大事な事は確実な情報です。情報とお金をお宅の方で用意する。道具と人間は私の方が用意する。そういう事ですね?
 藤原 そうです。成功した時には、Mさんには一生不自由はさせませんよ。
 藤原は以上のようにはっきりと殺人の依頼をした。その二日後の九月二十日午後一時から同じ場所で、再び殺しの打ち合わせをする。
 藤原 お金の方は一人いくら位要りますか?
   最低、一人一億はいるでしょうね。
 藤原 なるほどね。そりゃ、そうでしょうね。
   本当に、やると決めたんですね?
 藤原 ええ、やりたいんですが、この前おっしゃった情報を手に入れるのがなかなか……。
   いや、無理をしなくてもいいですよ。情報が無ければできないなんて事は、アマチュアじゃありませんから言いはしませんよ。
 藤原 そうですか! それは良かった!! 後は金額の問題だけですね。
   お解りと思いますが、こういった話は依頼者が『やってくれ、やったら何とかする。』ではできないのです。当然、成功報酬ですが、やはり着手金として五十パーセント、残りの五十パーセントは成功報酬で結構です。
 藤原 いや、良く解ります。そうすると2億5千万円をまず用意するという事ですね。ちょっと時間を頂けますか? 今すぐにはちょっとね。着手金を揃えた時を依頼日として下さい。何とか2億5千万円を作りたいと思います。

 ここまでの依頼をしていながら、藤原は殺人の依頼を延期する。それは十月五日、同じ場所でのことだった。

   じゃあ今日確認しておきたい事は、あなた自身がよそには頼まない、私以外にはこの話はしない。そして池田を殺す気持ちは変らない。ただ時期的に金額が用意できないから待つという事で、中止ではなくて保留という事ですね。
 藤原 ええ、それで御破算にしてまた頼む時には……。
   その御破算という意味は? いったん聞いた話は御破算にはできないから保留ということでしょう、時期を待ってくれという事でしょう?
 藤原 ええ、それでお願いする時はあなたにお願いします。

 Mは藤原の翻意を怒り、これまでの会話記録とテープを藤原に見せた。
   私が半端な事をしていないという事をあなたに知ってもらうために、これをお見せしますよ。
 藤原 ……(読んでいる)。
   腹をくくってやる以上私らここまでしなければならない。だから無期延期じゃ困るんですよ。だからここで返事をもらいましょうか。
 藤原 ええ、ちょっと待ってください。ちょっと。だから言ったでしょう、ちょっと待ってください。
   私とあなたの話し合いの中でお互いに信義は守らなきゃならない。私も守る。
 藤原 私としてはね、正式に依頼という事はしていませんよ。だから……
   ええ、だからお金ももらっていない。
 藤原 何度も言ったようにお金を渡した時に契約とはっきり言ったし……。
   私、あなたの敵じゃないよ、味方なんですよ。だから腹を割って言っているんですよ。藤原さん、いいですか。私らヤクザ者ですよ。これだけの事をしなきゃあ飯は食っていけないんですよ。

 このような人殺しを暴力団幹部に頼むような男である藤原行正を、いま宗門は招き入れている。また日顕上人みずから藤原の部下の押木二郎(池田問題対策事務所事務局長)に会い、創価学会組織の切り崩しと裁判での協力を頼んだのだ。
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