立宗七三九年の新春、まことにおめでとうございます。このたび私ども日蓮正宗宗内の僧俗の有志でFAX通信紙を発行することになりました。
昨年十二月二十六・二十七日の「宗会」における規則改正により、信徒を処分できる事由として「言論、文書等をもって、管長を批判し、または誹毀、讒謗したとき」という一項(第二二九条五項)が付け加えられました。
これにともない、宗内の言論統制がより厳しくなってくることが予想されます。これでは、かつての本宗の良き伝統であった自由闊達な論談の気風すら根絶されかねません。いま宗内は暗く停滞し、自由に書くことはおろか、発言することもおぼつかないありさまです。
果たして「法を護る」という一言でことごとくが統制されていく、その行く先に、広宣流布という、あまねく世界の大衆を救わんとする日蓮大聖人の仏法の理想の実現があるのでしょうか。事の行く手にぶざまな分裂と抗争を感じとっているのは、私だけではないと思います。
そこで、日蓮正宗内の言論の自由を守り、情報を公開し、広く宗内に考える気風を養い、世界宗教としての活性化がなされんことを祈り、本紙を創刊することにいたしました。
本紙は原則、日刊とし、真実の僧俗一致のなされる日までねばり強く発行していきたいと思います。執筆陣としては出家童子、在家童子のお二方が控えています。それぞれ僧・俗を代表して、できるだけ平易な文で自由に論陣を張っていただく所存です。僧俗一致した健筆に期待したいものです。
また、宗内の一元的な支配による言論統制のために、本紙に寄稿いただく出家童子、在家童子、また私こと不破優ともに、ペンネームを使わせていただくとともに、発行所も秘匿することをお許しください。またそのことにより、決して「怪文書」であると片づけないでいただきたいと思います。
それほどに今、宗内で自由に発言することは難しいのです。自由に発言して、結果として御法主上人に言が及べば、出家は僧籍剥奪、在家は破門になりかねません。このことは皆様方のよくご存じのところかと思います。
編集部による真実の報道と、常連執筆者二名による、広宣流布を希求されるが故の、歯に衣を着せぬ正義の論陣は、長い間に多くの人々を引きつけ、根強い愛読者を生み出していくものと自負するものです。
最後に、一日も早く真実の僧俗一致がなされ、団結して世界広布への力強い歩みがなされんことを祈ります。
以上、創刊の辞として所信を述べさせていただきました。今後の御愛読を切にお願いする所存です。
